現地メディアが佐野航大をまたしても絶賛
日本人3選手を擁するNECナイメヘンは現地時間8月31日、エールディヴィジ第4節でフォルトゥナ・シッタートと対戦。2-3で敗れ、今季初黒星を喫した。オランダメディア『ForzaNEC』は9月1日、30分以上プレーしたNECの選手を採点。サッカー日本代表MF佐野航大とU-22日本代表FW塩貝健人を評価している。
開幕3試合で12得点を奪い、3連勝スタートを切ったNEC。敵地での今節は、9月の代表シリーズに追加招集された佐野はスタメン入り、塩貝と小川はベンチスタートとなった。
絶好調中のNECだったが、開始早々の4分に失点し、1点を追う展開に。それでも28分に元浦和レッズのFWリンセンのゴールで試合を振り出しに戻す。しかし、同点弾から7分後にPKから失点。1点ビハインドで前半を折り返す。
早めに追いつきたいアウェイチームは、67分に左サイドの崩しからサミ・ウィッサが見事なゴールを決めて、再び同点に追いつく。その後は逆転のチャンスもあったNECだったが、仕留め切れずにいると、後半アディショナルタイム4分に痛恨の失点。2-3でフォルトゥナに敗れた。なお、佐野はフル出場、塩貝は58分からプレーしたが、得点に絡むことはできず。小川には出番がなかった。
同メディアは、この試合でも好守に躍動した佐野にチーム最高の「7点」を付与。寸評では「彼にできないことなんてあるのか?NECでは間違いなくチームで一番の選手だった」とした評価した上で、「ボールを持てば素晴らしく、デュエルでも強さを発揮していた。残念なのは、フォルトゥナの先制点が彼の足に当たって入ってしまったこと、そして3失点目の場面では、日本人選手よりも守備的な選手が対応していれば、もっとうまくできたかもしれないということだけだ」と記した。
一方で、途中出場した塩貝には「5点」を付け、「決定的なシーンでアシストができる場面があったが、パスが正確ではなかった。ほかのいくつかのチャンスでも、この若い日本人ストライカーは判断を誤った」とやや厳しめの評価となっている。
