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Jリーグ 3か月前

夢しかない! J3→J1へ”飛び級移籍”を実現させた奇跡の選手(5)29歳でJ1初挑戦! さらにリーグ制覇の立役者に

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 華やかに映るJリーグの舞台だが、J3から地道にステップアップを狙う選手も少なくない。そんな中で、一気にJ1へ“飛び級”する選手も存在する。そこからさらに飛躍する者もいれば、J1の壁に苦しむ者もいるのが現実だ。今回は、J3からJ1クラブへ移籍したの現役選手をピックアップし、それぞれの軌跡を振り返る。※成績は『transfermarkt』を参照。

GK:朴一圭(ぱく・いるぎゅ)

パク・イルギュ
【写真:Getty Images】

生年月日:1989年12月22日
クラブ:FC琉球→横浜F・マリノス
移籍時期:2019年

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 横浜F・マリノスの朴一圭は、今シーズンでJ1通算200試合出場を達成したJリーグを代表するベテランGKだが、そのキャリアは決して平坦ではなかった。

 2012年に朝鮮大学校を卒業後、JFLの藤枝MYFCに加入。アルバイトをしながら16試合に出場したが、1年で退団した。

 のちに朴は、那須大亮氏のYouTubeチャンネルで「やらされている感が強く、環境に対して満足していなかった」と振り返っている。

 上のカテゴリーに引き抜かれる実力もなかったという朴は、2013シーズンはツテのあった関東1部のFC KOREAに加入し、下積みを続けた。

 そこで朴は、ある日のミスを監督に指摘された際、「どのカテゴリーにいってもやることは変わらない」という気づきを得て、「上に行くためには、言われたことをしっかり遂行していくしかない」と意識が変わったという。

 その後、古巣の藤枝に自身を売り込んで復帰した朴は、J3を舞台にプロキャリアをスタートさせた。

 2016年からはFC琉球で正守護神を務めて評価を高め、2019年に横浜F・マリノスにジャンプアップ。当時29歳にして、はじめてJ1の舞台に到達した。

 加入するだけにとどまらず、朴はシーズン途中に飯倉大樹からポジションを奪い、J1強豪のレギュラーに。その年のリーグ優勝にも大きく貢献した。

 翌2020シーズンは外国人枠の影響で出番を失い、夏にサガン鳥栖へ移籍。鳥栖では4年半レギュラーとしてゴールを守り続け、今年、マリノスに復帰した。

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【了】

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