サッカー日本代表の久保建英が所属するレアル・ソシエダ(スペイン)は、決して潤沢とは言えない財政状況において、限られた資金を最大限に活用しながら、選手育成と戦術的な工夫で安定した成績を維持してきた。今回は、そんなソシエダの最新推定年俸ランキングを紹介する。[2/5ページ]
※最新推定年俸は『Capology』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月1日時点。
9位:アリツ・エルストンド(スペイン)

【写真:Getty Images】
生年月日:1994年3月28日
推定年俸:220万ユーロ(約3.7億円)
24/25リーグ戦成績:22試合0得点0アシスト
最新推定年俸ランキングで9位となったのは、こちらもレアル・ソシエダ一筋でプレーするアリツ・エルストンドだ。推定年俸は220万ユーロ(約3.7億円)で、トップ10入りを果たした。
地元サン・セバスティアン出身のエルストンドは、ソシエダのカンテラ(下部組織)で育ち、2014年のコパ・デル・レイ、レアル・オビエド戦でトップチームデビューを飾った。以降、10年以上にわたりクラブに貢献し続けている。
主にセンターバックとして起用されるが、右サイドバックでもプレー可能なユーティリティ性を持つ。守備では堅実なポジショニングと対人の強さが光り、冷静なビルドアップでもチームを支える。
度重なる負傷離脱に悩まされる時期もあったが、そのたびに復活を遂げ、現在もソシエダの最終ラインを支える選手の一人である。
今季はヨン・マルティンの台頭やドゥイェ・チャレタ・カーの加入により、出場機会は限られる見込みだ。それでも、彼のような経験豊富な選手が控えていることは、チームにとって大きな安心材料となるだろう。
キャリアの全てをソシエダに捧げてきたエルストンド。契約は来季までとなっているが、その存在感はこれからも揺るぎないものとなりそうだ。