サッカー日本代表の久保建英が所属するレアル・ソシエダ(スペイン)は、決して潤沢とは言えない財政状況において、限られた資金を最大限に活用しながら、選手育成と戦術的な工夫で安定した成績を維持してきた。今回は、そんなソシエダの最新推定年俸ランキングを紹介する。[3/5ページ]
※最新推定年俸は『Capology』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月1日時点。
8位:ブライス・メンデス(スペイン)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年1月7日
推定年俸:220万ユーロ(約3.7億円)
24/25リーグ戦成績:27試合3得点2アシスト
最新推定年俸ランキングで8位となったのは、スペイン代表経験も持つブライス・メンデスだ。推定年俸は220万ユーロ(約3.7億円)となっている。
ガリシア州出身のブライスは、13歳で地元を離れてビジャレアルのカンテラ(下部組織)に入団。しかし、2年後の2012年には故郷へ戻り、セルタのカンテラに加入した。
2017年にトップチームでラ・リーガデビューを飾ると、在籍5年間で20得点16アシストを記録し、中心選手としてチームを支えた。
そして2022年夏にレアル・ソシエダへ移籍。加入初年度から主力に定着し、公式戦で11ゴール8アシストと結果を残し、即座に攻撃の柱となった。
卓越したテクニックと左足から繰り出される精度の高いキックが最大の武器で、攻撃の潤滑油としてソシエダの攻撃力を一段と引き上げる。現在のスカッドにおいて、唯一攻撃のリズムを変えられる選手と言っても過言ではない。
昨シーズンはやや低調なパフォーマンスに終わったが、クオリティの高さは健在で、ラ・レアルのサッカーにバリエーションをもたらす貴重な存在であることに変わりはない。
28歳と円熟期に差しかかるブライス。今後ますます期待が高まる選手だ。