サッカー日本代表の久保建英が所属するレアル・ソシエダ(スペイン)は、決して潤沢とは言えない財政状況において、限られた資金を最大限に活用しながら、選手育成と戦術的な工夫で安定した成績を維持してきた。今回は、そんなソシエダの最新推定年俸ランキングを紹介する。[4/5ページ]
※最新推定年俸は『Capology』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは9月1日時点
2位:アレックス・レミロ(スペイン代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年3月24日
推定年俸:280万ユーロ(約4.7億円)
24/25リーグ戦成績:36試合43失点
推定年俸ランキングで2位に入ったのは、レアル・ソシエダの守護神、アレックス・レミロだ。推定年俸は280万ユーロ(約4.8億円)と、チーム内でも屈指の高額年俸を誇る。
バスク州に拠点を置くライバルクラブ、アスレティック・ビルバオのカンテラ(下部組織)で育ったレミロは、ケパ・アリサバラガやウナイ・シモンといった分厚い壁に阻まれ、フリー移籍でソシエダに加入した。
この移籍が彼にとって大きな転機となり、ソシエダ加入以降は絶対的な守護神として君臨。今ではスペイン代表にも定着し、UEFAユーロ2024(EURO2024)では優勝メンバーの一員となった。
スペイン人らしい足元の技術に加え、安定感抜群のセービングも持ち味のレミロ。昨季は13試合でクリーンシートを達成するなど、苦しい戦いを続けるチームを最後尾から支え続けた。
チーム内で2番目の給与を受け取っているレミロだが、これまでの貢献度を考えればむしろ割安とも言えるだろう。
今季も最後の砦としてラ・レアルのゴールマウスに立ちはだかる。