中村敬斗、移籍濃厚だったが…
25歳の日本代表FW中村敬斗がリーグ・ドゥ(フランス2部)のスタッド・ランスに残留することになった。ビジャレアルから1800万ユーロ(約30億6000万円)のオファーが届いたものの、ランスが拒否して移籍への扉を閉ざしたと、フランス紙『レキップ』が1日に報じている。
中村は昨季公式戦40試合に出場し12得点3アシストをマークした。しかし、チームは16位に低迷し、メスとの入れ替え戦に敗れて2部降格となっている。そのため、日本代表FW伊東純也、アマドゥ・コネ、ノア・サンギといった主力が次々と流出。当然ながら絶対的エースの中村にもオファーが届き、トルコ1部のベシクタシュが1500万ユーロ(約25億5000万円)を提示して獲得に動く。さらに、ビジャレアルもそれを上回るオファーで応戦し、移籍濃厚という状況だった。
しかし、同紙によると「ビジャレアルはゲオルゲス・ミカウターゼを獲得した後、ランスに対して中村の獲得を打診。しかし、クラブ首脳陣は大型オファーに応じず、門戸を閉ざした」という。中村にとって、スペインのラ・リーガへステップアップする絶好のチャンスだったが、その道が閉ざされた形となっている。
ただし、ベシクタシュへの移籍の可能性は残っており「ヨーロッパ・カンファレンスリーグ予選プレーオフで敗退したため、欧州大会に出場しないベシクタシュは、UEFAへの最終登録義務がない。トルコ移籍市場の閉幕日である9月12日まで選手を獲得することができる」とのこと。とはいえ、提示額を引き上げることが絶対条件になりそうだ。中村は今季、まだランスで1試合も出場できていないが、このまま残留することになるのだろうか。
【関連記事】
使いません!? 日本人選手を干した名監督6人
大失敗…。海外からあっという間に帰国した日本人選手5人
どうして…。20代で引退した日本の超才能6人
【了】
