プロ入りから1年半「全然ダメですね」「常に自問自答しながら」
「1年半を振り返ると、もちろんイメージ以上に上手くいった部分もありますけど、自分の中では上手くいってないと思います。特に今の立場を考えると全然ダメですね。ただ、この環境を求めてプロに入ってきました。そういう意味では充実した毎日を送れていますし、今みたいな状況の中、自分の価値をどう示していけるかを常に自問自答しながら取り組んでいます。とにかく一日一日成長できるように向き合っていきます」
9月末には原ら2005年以後生まれの世代にとって大きなアピールチャンスでもあるFIFA U-20ワールドカップも控えるが、日の丸を背負うことよりも、クラブの戦いにフォーカスしていると言い切る。
「もちろんU-20ワールドカップには出られたらいいですけど、それよりもクラブで試合に出たいのが正直な思いです。代表は自分がクラブで価値を示した後の付属品と言ったら変ですけど。その後に付いてくるものだと思うので、全てはクラブありきかなと思います」
全てのベースと言い切る札幌での活躍。逆転昇格には原のような若き選手の台頭が欠かせない。これは過去の昇格年を振り返っても明白な事実だ。そのキーマンになり得る男の終盤戦に向けた決意は、実に頼もしい。