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Jリーグ 3か月前

原康介は「今、新しいステップの壁に当たっています」。北海道コンサドーレ札幌での1年半「常に自問自答しながら」【コラム】

シリーズ:コラム text by 黒川広人 photo by Getty Images

20歳の挑戦「お酒をちょっと…」

「ここから負けたら昇格が難しくなる状況ではありますけど、その中でどれだけ強気なプレーを見せられるかが大事だと思います。こういった中で、僕の仕掛けるプレーもそうですし、ゴールで貢献できたらと思っていますね」

 先月の8月3日に20歳を迎えた原。お祝いとして仲のいい先輩・田中克幸、木戸柊摩らと初めての”大人の階段”にもチャレンジしたというが、どうやら撃沈したらしい。

「20歳になって、カツくんや柊摩らとお酒をちょっと飲んでみたんです。ただ、お酒ってこんなに美味しくないんだって(笑)ビールに挑戦したんですが、全然でした。“あれ”がこれから美味しく感じるようになるんですかね?(笑)」

 照れる様子はまだまだ初々しさを感じさせるが、ピッチ上でその力を示す場面は近々来るだろう。ここから再度、スタメン争いに食い込み、チームのJ1昇格を引き寄せる。そして、目標達成の暁のビール掛けで美酒に酔いしれた時、“あれ”の美味しさも実感するに違いない。

 新たな壁に直面している20歳・原。この男は必ずやこの壁を乗り越え、さらに逞しい選手になるはずだ。ここからの這い上がりに期待を込めて注目したい。

(取材・文:黒川広人)

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【了】
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