アーセナルは7月4日、26歳の日本代表DF冨安健洋との契約を即時終了することで合意した。そのため次の所属先を探している状況だが、まだ決まっていない。そんな中、英メディア『エバートンニュース』が9月4日に「フリーでワールドクラスの元アーセナルスターと契約すべき」と題し、同選手の獲得を推奨している。
冨安健洋、怪我がちでも高い評価を維持
冨安は2021年8月にボローニャからの完全移籍でアーセナルに加入すると、初年度は序盤から主力として活躍した。2023/24シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の6試合でプレーしている。しかし、度重なる怪我により、シーズンを全うできた年はほとんどない。そのため昨季は手術に踏み切り、その影響もあって1試合のプレーにとどまってしまう。その後、双方合意のもとで契約解除し、冨安は無所属となった。現時点で次の行き先は決まっていないが、ミランが獲得を検討しているとの情報が出回っている。
そんな中、同メディアは「エバートンには緊急に補強が必要なポジションがあり、元アーセナルの選手こそが完璧な解決策となる」と主張し、冨安の獲得を提言した。その理由として「モイーズ監督は締切日に右サイドバックを望んだが、最終的にクラブは補強に失敗した。それに加えて、センターバックの層も厚くしたいという思惑もある。富安なら、その両方を同時に解決できる」と述べている。
負傷が多いことは懸念材料だが、同メディアは「まさに非の打ちどころのない実績がある。26歳という年齢も申し分なく、フリーで獲得できるという点も大きい。昨季は怪我に悩まされたが、それでもプレミアリーグの舞台で十分にやれることを証明している」とし、大きなリスクがあることを承知の上で賭けるだけの価値がある選手だと強調している。
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