アメリカ遠征中のサッカー日本代表は現地時間4日、6日に行われるメキシコ代表戦、9日のアメリカ代表戦に向けて、現地でトレーニングを行った。今季からドイツ・ブンデスリーガのブレーメンでプレーするDF菅原由勢が、移籍を決意した経緯などについて語っている。
サッカー日本代表DF菅原由勢が移籍秘話
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アビスパ福岡DF安藤智哉がケガのため不参加となり、追加招集となった菅原は、「明確な選考基準は森保(一)監督がしっかりと持っていると思うので、選手は今自分が置かれている状況で、可能な限り、高いレベルでやりたいと思うのが選手にとって普通な考え方だと思います。もちろん、選ぶ側も、より高いレベルで試合をこなし、パフォーマンスを発揮している選手の方が、選考基準には入ってくるはずです」
「個人的には、5大リーグというところでプレーすることにこだわりたかったです。より高いレベルでプレーするのが、自分の成長につながると考えています」と言明。サウサンプトンFCからブレーメンに移籍した際、重視した点が5大リーグであることが条件だったと打ち明けた。
さらに「リーグやチームのレベルの高さというところは、自分の中でキーファクターとなっていました。その中で、ブレーメンに関して言うと、昨シーズン、リーグ戦で一桁順位で終わり、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得まで、勝ち点差が4しかなかったので、ドイツの中でも素晴らしいクラブだということが十分にわかっていました」
「欧州カップ戦も狙えるポテンシャルがあり、そういう素晴らしいクラブからオファーをいただけて、率直に嬉しかったですし、これはチャレンジだと思いました。クラブの置かれている状況や規模というのは、移籍する上で判断材料となりました」と続けている。
そして、移籍の秘話も披露。ブレーメンへの移籍が決まる前に菅原が、AZアルクマール時代の23/24シーズンにFCフォレンダムの一員としてレンタル移籍し、母親が日本人であるGKミオ・バッカウスと連絡をとっていたことを明かした。対戦経験もあり、菅原がミオから2ゴールを決めている。「ミオには移籍前にも連絡しました。『早く来てくれ』と言っていたので、『気づいたらいるかもね(笑)』というメッセージだけ残して、移籍しました。そして、気づいたらいました(笑)」
(取材:加藤健一、文・構成:編集部)
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