サッカー日本代表は目下、米国遠征に赴いている。FIFAワールドカップ北中米大会(W杯)開催まで1年をきった今、ホスト国のアメリカ代表とメキシコ代表と対戦できる貴重な機会だ。本稿では、現地時間6日(日本時間7日11:00 K.O.)に行われるメキシコ戦に臨む日本代表のスタメンを予想する。[3/6ページ]
WB:堂安律
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【写真:Getty Images】
生年月日:1998年6月16日(27歳)
所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)
2025/26リーグ戦成績:2試合2得点
日本代表通算成績:57試合10得点
8月にフランクフルトと5年契約を締結した堂安律は、新天地でセンセーショナルな活躍を見せている。カップ戦のDFBポカールも含め、今季の公式戦3試合4ゴール1アシストと圧倒的だ。
今回の米国遠征では背番号「10」に復帰しており、エースナンバーにふさわしい結果を伴ってチームをけん引する。
メキシコ代表との一戦ではこれまでと同様に右のウイングバックに入ると見られ、攻守に重要な役割が期待される。
代表戦においては、得点への直接関与が昨年9月のFIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)第1節・中国代表戦以来止まっている。
本人としてはゴールへの渇望も高まっている頃だろう。シャドーに入ると見られる久保建英との好連係にも注目が集まる。
とはいえ、相手はW杯常連にして強豪国・メキシコ。左ウイングで起用されると予想されるアレクシス・ベガは、2024/25シーズンの同国1部リーグにおいて16ゴール14アシストと驚異的な活躍を見せており、堂安は彼の対応に迫られる場面もあるだろう。
WB:三笘薫

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年5月20日(28歳)
所属クラブ:ブライトン(イングランド)
2025/26リーグ戦成績:3試合0得点
日本代表通算成績:27試合8得点
8月30日(現地時間)、三笘薫は2-1でブライトンが勝利したマンチェスター・シティ戦で死力を尽くした。
89分にブラヤン・グルダへのアシストを含め、激しい上下運動で攻守に躍動。チームの勝ち点「3」獲得に大きく貢献した。
その影響か、日本代表に合流直後の三笘は別メニュー調整。米国遠征初日はコンディションが懸念されることもあった。
しかし、3日目に全体練習へ合流。自身の状態について聞かれると、「大丈夫です。今日のメニューは全部やっています」と頼もしいコメントを残した。
また、チームの戦い方についても「(戦術の)浸透度は高くなっていますし、再現性のある攻撃もできていて、守備もワールドカップを経験して、より強めに出て行けていると思います。自然に出せるかだと思うので、試合で評価して欲しいです」と語っている。
三笘は個人として、まさにブライトンで攻守両面で強度の高い働きを見せている。北中米の強豪を相手にそれを示せるか、要注目だ。