サッカー日本代表は目下、米国遠征に赴いている。FIFAワールドカップ北中米大会(W杯)開催まで1年をきった今、ホスト国のアメリカ代表とメキシコ代表と対戦できる貴重な機会だ。本稿では、現地時間6日(日本時間7日11:00 K.O.)に行われるメキシコ戦に臨む日本代表のスタメンを予想する。[4/6ページ]
MF:遠藤航
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【写真:Getty Images】
生年月日:1993年2月9日(32歳)
所属クラブ:リヴァプール(イングランド)
2025/26リーグ戦成績:3試合0得点
日本代表通算成績:70試合4得点
日本代表のキャプテンである遠藤航は、メキシコ代表との一戦で先発起用される可能性が高い。
リヴァプールではクローザーとしてDFラインでも起用されており、少ない時間でも効果的な仕事をしてみせる。
試合終了間際に投入された8月31日(現地時間)のリーグ第3節・アーセナル戦ではヴィクトル・ギェケレシュへのプロフェッショナル・ファウルによりピンチを未然に防いだ。
そのポリバレントな性能は日本代表の可能性にも繋がり、DFラインに負傷者が多い今回の遠征では3バックのオプションにもなり得るだろう。
佐野海舟が中盤に入り、遠藤が一列下がった位置でプレーする場合も考えられ、何かトラブルが起きてもキャプテンひとりの存在で解決するケースもいくつかありそうだ。
メキシコ戦は藤田譲瑠チマとダブルボランチを組むと予想され、ネガティブトランジションの際には遠藤がチームに安心感をもたらすはずだ。
MF:藤田譲瑠チマ

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年2月16日(23歳)
所属クラブ:ザンクトパウリ(ドイツ)
2025リーグ戦成績:2試合0得点
日本代表通算成績:3試合0得点
今夏の移籍市場でブンデスリーガのザンクトパウリに加入した藤田譲瑠チマ。リーグ開幕からまだ2試合しか行われていないが、早速結果を残している。
8月29日(現地時間)に行われたハンブルガーSVとの“ハンブルク・ダービー”にて、藤田は鋭いスルーパスからチームの2点目をお膳立て。2-0勝利に大きく貢献した。
今回の米国遠征の初戦であるメキシコ代表とのゲームでは遠藤航とダブルボランチを組むと見られる。
佐野海舟と遠藤のパターンも十二分にあり得るが、守備に特長があるキャプテンの相方はパス能力に長けた藤田が起用されると見込まれる。
その反面、オンザボールの際のリスクマネージメントは課題(非保持時のスペース管理能力は非常に高い)だが、その点はやはり遠藤が補ってくれるだろう。
23歳のゲームメイカーにとって、日本屈指の守備職人の横でプレーできるのは自身の成長に繋げるチャンスでもある。