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【柿谷曜一朗が語る】サッカー日本代表対メキシコ戦「相手の方がW杯仕様」「1番の武器である久保建英の…」「やっぱり遠藤航」

シリーズ:柿谷曜一朗が語る text by 編集部 photo by Getty Images
 アメリカ遠征中のサッカー日本代表は、現地時間6日に国際親善試合でメキシコ代表と対戦し、0-0の引き分けに終わった。この一戦について、試合直後、元サッカー日本代表で2014年のFIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会のメンバーだった柿谷曜一朗氏に話を聞いた。[2/4ページ]

メキシコは「本当に戦い方がわかってるチーム」

ーー試合後の監督や選手のコメントで、「中々チャンスを作れなかった」「前半はいい戦いができていたところは評価すべき」という声もありましたが、ゴールを奪い切る、決定的なチャンスを決め切るところにおいてはどういうところが必要になってきそうですか?

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「前半で言うと三笘(薫)選手のキックする回数がなかったりという中で、堂安(律)選手の裏へのランニングからセカンド(ボール)をもう少し拾えれば、良い展開が増えたんじゃないかなと思いますけど、あまりにも(メキシコが)コンパクトにブロックを、ミドルブロックというよりはローブロックでしっかり組んできたので、あれだけ洗練されてて、あれだけ技術ある選手たちがあのブロックを引くと、中々こじ開けるのは難しいと思いますし、さすがメキシコだなと。

 本当に戦い方がわかってるチームですし、その中で相手の監督(ハビエル・アギーレ監督)が日本のことを理解した上で、プレーしてたので本当に難しい試合だったとは思います。ただ、そこから勝ち点3をとるためにはゴール前での質もそうですし、きょう何度か久保(建英)選手がペナルティエリア外から右足のシュートを打ちましたけど、あの辺のシュートがもう少し増えてくれば、セットプレーでもコーナーキックからでも取れたり(する)。

 良い位置でのファウルもあまりなかったですし、その分しっかり守られてた、守らしてたっていう言い方もできる。その中でひとつポイントをあげるとすれば、メキシコみたいな相手だとしても、それだけ日本がしっかりできている証拠だなと思いましたし、それは堂安・三笘の両ウイングの攻守の強度というところで、プレミア・ブンデスと、そこのレベルで戦っている凄さをより感じました。ただ、ボールを奪った後の出ていくスピードであったりっていうところが少し(足りなかった)、本当に良い意味でも悪い意味でもW杯仕様だった」

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