サッカー日本代表は現地時間6日、国際親善試合でメキシコ代表と対戦し、0-0のスコアレスドローに終わった。左ウイングバックでスタメン出場した三笘薫は、守備や運動量でチームに貢献したものの、攻撃面では違いを作れず不完全燃焼に終わった。強豪相手に勝利するため、個の力でいかにチームに貢献するかが問われる。(取材・文:元川悦子)
スコアレスドローに終わったメキシコ代表との一戦

【写真:加藤健一】
FIFAワールドカップ(W杯)26・北中米大会の重要な試金石となる9月のアメリカ遠征。その初戦となるメキシコ代表戦が6日、超満員のオークランド・コロシアムで行われ、日本代表はシュート数で上回ったものの、結果的にはスコアレスドローに終わった。
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現地視察した宮本恒靖会長が「W杯で勝ち進んだ時にベスト16とか8に行くような試合の中身というか、そんなリズム、インテンシティーかなと思って見ていた」と感想を口にしたが、内容面でも日本は北中米の強豪国と互角以上の戦いを見せたと言っていい。
だからこそ、1点を決め切って勝利したかった。それはチーム全員に共通する思いに他ならない。とりわけほとんどシュートチャンスが巡ってこなかった三笘薫は強い消化不良感を覚えたに違いない。
「決めきれれば違う展開になりましたけど、後半相手もメンバーを変えて、強度も上げてきて、そこまで下がらずに来たんで。あえてファウルをもらうのもうまかったですし、それで流れも少しずつ変わったところがありました。
それでも決め切れればいい話だったんで。最後のところで決め切れるかどうかがチームの勝利にも関わってくる。そういうところの精度を上げたいなと思います」と背番号7は険しい表情で言葉を絞り出していた。
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