サッカー日本代表は現地時間9日、国際親善試合でアメリカ合衆国代表と対戦し、0-2で敗れた。メキシコ代表戦から中2日という厳しいスケジュールに加え、移動や時差を伴った今回のアメリカ遠征。スタメン出場した佐野海舟にとっては、課題の残る一戦となった。守田英正や田中碧とポジションを争うためにも、あらゆる要素での改善が求められる。(取材・文:元川悦子)
フレッシュな陣容で挑んだアメリカ合衆国代表戦

【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ(W杯)26・北中米大会で躍進を目指す日本代表にとって、9月のアメリカ遠征は本番前の重要な試金石。
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1戦目となった6日のメキシコ代表戦は、キャプテンの遠藤航ら現状のベストメンバーが出場し、手ごたえのある内容でスコアレスドローに終わった。しかし、中2日での移動や時差を伴った9日のアメリカ合衆国代表戦は状況が全く異なっていた。
森保一監督は「マックスで総替え」と話していたが、案の定、スタメン11人が入れ替わる形となった。しかも、長友佑都、伊東純也、前田大然を除けば、代表キャップ数10以下の若手中心の布陣だった。
「フレッシュなメンバーで若い選手が多くて、絶対に難しくなるだろうなと思っていた」と伊東も話していたが、日本の選手層の厚さを示す好機でもあった。
特に遠藤が控えに回り、佐野海舟と藤田譲瑠チマがコンビを組んだボランチ陣の動向は大いに注目された。
彼らブンデスリーガコンビが先発するのは6月のアジア最終予選・オーストラリア代表戦以来。この時は終盤の失点で苦杯を喫しているだけに、今回は2人が確実にゲームをコントロールしたうえで、チームを勝利に導くことが求められた。
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