サッカー日本代表は、現地時間9日にアメリカのコロンバスで行われた国際親善試合でアメリカ代表と対戦し、0-2で敗れた。この一戦について、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)[3/6ページ]
「W杯でスタメンになれる選手は1人もいない」
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――望月はシュートを簡単に許してしまいました。課題は守備でしょうか。
「そうですね。まだ若いので、まだまだ課題はたくさんあります」
――チャンスを決められない試合が続きますね。
「続きますが、だからこそこのような親善試合をやっていかなければなりません。課題を見つけて、修正することが大切です」
――日本の一番の課題は、得点力、決定力でしょうか?
「メキシコ戦はそうでしたが、今日はDFラインからのパスミスだと思います」
――失点してしまうようだと、最終ラインからのビルドアップは意味がないですね。
「意味がないわけではないですが、上手くできなければ、リスクが高まりますね」
――完全にアメリカのペースになってしまいました。打開策はありますか?
「今はハーフタイムまで失点しないことだけですね。森保監督からの指示が必要です」
――ここで前半終了です。前半を振り返っていかがでしたか?
「メキシコ戦と同じく立ち上がりは良かったですが、得点できず、守備のミスで1点のビハインドは妥当なスコアだと思います」
――一番良かった選手は誰でしょうか?
「望月の攻撃は良かったですが、守備が課題です」
――いつもと違うメンバーで、連係にミスが出てしまうのでしょうか。
「それももちろんありますね。このメンバーで見ると、W杯で必ずスタメンになれる選手は1人もいないですね」
――それは厳しいコメントですね。
「いや、厳しく言っているわけではないです。選手も全員が同じ感想ではないでしょうか? レギュラーになれない可能性はゼロではないですが、現時点では各ポジションでファースト・チョイスになる選手は、今日のスタメンではいないのではないでしょうか」
――おそらく一番わかっているのが、選手かもしれませんね。
「その通りです」