サッカー日本代表は、現地時間9日にアメリカのコロンバスで行われた国際親善試合でアメリカ代表と対戦し、0-2で敗れた。この一戦について、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)[5/6ページ]
「ハーランドが欲しい」
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――62分、鈴木、 前田、 藤田に代わって南野拓実、三笘薫、鎌田大地が入ります。
「森保監督はメッセージを送りました!」
――具体的にどんなメッセージですか?
「『ベストメンバーが必要!』というメッセージです!」
――64分、アメリカが追加点です。フォラリン・バログンのゴールでアメリカが2-0としました。
「これも軽い対応でした。ボールにも相手にも、全くプレッシャーを与えていなかった」
――ベストメンバーが入った直後に失点してしまいました…。
「攻撃の選手を入れましたが、守備は改善されていませんね」
――大迫の素晴らしいセーブでした。
「ものすごく良いセーブでしたね!」
――0-3になるところでした…。
「そうですね、絶対入ったと思いました…」
――先日行われた欧州予選ではノルウェー代表がモルドバに11-1で勝利し、アーリング・ハーランドが5ゴールを決めています。日本も真のストライカーの出現が待ち望まれます。
「どの国もハーランドのようなストライカーは欲しいです!」
――イングランド代表もハーランドは欲しいですよね!
「いや、(ハリー・)ケインがいるから大丈夫です!」
――失礼しました!
「(笑)ノルウェーとモルドバの差がかなり大きいと思います。日本がミャンマーと戦うような感じではないでしょうか」
――簡単にシュートを打たれるシーンが多くなってしまいました。
「最近の試合でこんなにやられる試合はなかったですね」
――そうですね。選手たちは戸惑っている感じですね。このまま試合が終わってしまうと、韓国のメディアが、「我々が2-0で勝ったアメリカに日本は0-2で負けた」と騒ぎそうです。
「それはそうかもしれませんが、今日のメンバーで考えれば、これは『日本代表』ではないですね」