サッカー日本代表は、現地時間9日にアメリカのコロンバスで行われた国際親善試合でアメリカ代表と対戦し、0-2で敗れた。この一戦について、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)[6/6ページ]
「ポチェッティーノは良い監督ですね」
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――三笘、南野、鎌田が入ったあとに失点したのが痛かったですね。
「いや、そこに関してはあまり気にしていないですね」
――アディショナルタイムは3分です。
「日本はもうゴールを決められないと思います」
――何か打開策はありますか?
「この時間帯ではないと思います。アメリカが完全にゲームをコントロールしていますから」
――アメリカの方が勝利に対する気持ちが強いですね。
「そうですね。立ち上がりを耐えて、それから主導権を握りました。確かに(マウリシオ・)ポチェッティーノは良い監督ですね」
――ここで試合終了です。日本が0-2で敗れました。この試合を振り返ってみて、どうでしたでしょうか?
「この結果に値する内容だと思います。日本は守備も攻撃も良くなかったです」
――アメリカツアーは2戦で無得点でした。
「それは“見出し”にはなりますが、守備の問題の方が心配です」
――このツアーで収穫はありましたか?
「収穫と言えるかどうかわかりませんが、森保監督は普段使えていないメンバーの足りないところを再確認できたと思います」
――FIFAランキングでは日本が17位、アメリカが15位、メキシコが13位と、上位国との対決でした。W杯でベスト8を目指すためには、違いを生み出して勝利したいところでした。
「個人的にはFIFAランキングをあまり気にしていないですが、こういう相手と色々と試すことは、W杯に向けて非常に重要です。そしてブラジルとの対戦が控えていますね。これからもやっていかなければならないことはたくさんあります!」
――そうですね、一応今のところ、10月はパラグアイ、ブラジルとのテストマッチです。
「今のブラジルも色々な問題を抱えているので、楽しみな一戦ですね!日本はできるだけ積極的にプレーしてほしいです」
――そうですね、今のブラジルなら勝てるかもと期待してしまいます。
「両チームとも負けたくないので、慎重な試合展開になると予想します」
――今日もありがとうございました。
▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー “摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。
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