日本語版のブンデスリーガ公式Xは11日、「15年前の今日、香川真司の記念すべきブンデスリーガ初ゴール」と綴り、現在はセレッソ大阪でプレーする元日本代表MFのボルシア・ドルトムント在籍時のゴール動画を投稿した。その得点は、元ドイツ代表MFケヴィン・グロスクロイツからの完璧なパスを仕留めた一発だった。
香川真司のブンデスリーガ初ゴールをプレイバック
2010年の9月11日に行われたブンデスリーガ第3節、ドルトムントがホームにvflヴォルフスブルクを迎えた一戦。
ホームチームが1点リードで迎えた67分、当時21歳の香川が記念すべきゴールを奪う。バイタルエリアでパスを受けたグロスクロイツが、長谷部誠の前に入り込んでから、香川の足元に完璧なラストパス。これを背番号「23」が、確実にゴール左隅に蹴り込み、チームに追加点をもたらした。グロスクロイツからのタイミングの良いパスから生まれた見事な得点だった。
このゴールを皮切りに、ブンデスリーガの2シーズンで、49試合に出場し、21得点と14アシストをマークした香川。ユルゲン・クロップ監督の下で、ブンデスリーガ2連覇に貢献した。
この時の香川のセンセーショナルな活躍は、ドイツのクラブに「日本人は即戦力になり得る」という強烈な印象を与え、その後多くの日本人選手がブンデスリーガへ移籍し主力に定着した。香川の当時の活躍ぶりは単なる個人成績を超え、日本サッカー界の強化にも大きく寄与したと言えるだろう。
