ドイツ・ブンデスリーガ第3節、バイエル・レバークーゼン対アイントラハト・フランクフルトの試合が現地時間12日に行われ、レバークーゼンが3-1で勝利した。この試合では、レバークーゼンに所属するDFアレハンドロ・グリマルドがフリーキックから芸術的なゴールを決めて、チームの勝利に貢献した。ドイツメディア『ONEFOOTBALL』が報じている。
レバークーゼンが復調か
【写真:Getty Images】
今夏に、マンチェスター・ユナイテッドを解任になり、フリーになっていたエリック・テン・ハフ氏を指揮官に迎えたレバークーゼン。しかし、クラブは開幕から1分1敗というパフォーマンス、そして選手との関係性など様々な要素を考慮した結果、テン・ハフ監督の解任に踏み切った。後任には、元デンマーク代表監督のカスパー・ヒュルマンド氏を迎えている。
新監督のもとで迎えた代表ウィーク明けの試合では、9分にレバークーゼンがスコアを動かす。ペナルティエリア手前の位置でフリーキックを獲得すると、グリマルドが芸術的な軌道で直接これを沈めて先制に成功した。
前半アディショナルタイムにも1点を追加したが、52分に失点してしまう。59分にはMFロベルト・アンドリッヒ、後半アディショナルタイムにはMFエセキエル・フェルナンデスが退場となるも、試合終了間際にダメ押しとなる3ゴール目を決めて、レバークーゼンは2人少ない状況ながら今季初勝利を飾った。
同メディアは、「テン・ハフとは何だったのか。レバークーゼンが突如として勢いづく」と前置きし、「エリック・テン・ハフは既にクラブで忘れ去られた存在のようだ。フランクフルトを相手に見せたパフォーマンスは、他に説明しようがない」と、テン・ハフ氏を解任してから、チームが明らかに復調したことを報じている。
また、現地紙『Kölnische Rundschau』は、「期待されていた監督交代の効果は現実のものになった。レバークーゼンはエリック・テン・ハフのトラウマから立ち直り、フランクフルトとの熱戦を制して勝利を収めた」と前置きし、「テン・ハフの失態から回復し、再び侮れない存在になったことを明確に示した」と、2人が退場となるピンチに陥りながらも勝利したレバークーゼンについて、監督交代の混乱から抜け出したことを強調した。