FC東京は15日、明治安田J1リーグ第29節で東京ヴェルディと「味の素スタジアム」で対戦し、1-0で勝利を収めた。この一戦では、長倉幹樹が決勝点をマーク。その得点は、手数をかけずにシンプルな攻撃から奪った、鮮やかなゴールだった。

長倉幹樹が決勝弾

　直近のリーグ戦4試合勝利なしの16位FC東京と、3試合勝利から遠ざかっている15位ヴェルディとの東京ダービー。

　開始直後はヴェルディに押し込まれたFC東京だったが、徐々にボール保持の時間を増やしていき、チャンスを作り出していく。それでも互いに得点は生まれず、スコアレスで前半を折り返す。

　そして迎えた60分、ホームのFC東京がシンプルな攻撃から均衡を破る。GKキム・スンギュからのロングボールをマルセロ・ヒアンが後方へ頭で落とすと、背後に抜け出した長倉が、GKの位置を見て左足でループシュート。冷静に放たれたシュートは、ゴールネットに吸い込まれた。最短距離でゴールを陥れた鮮やかな得点だった。

　この得点が決勝点となり、試合は終了。1-0で勝利を収めたFC東京が14位へと浮上。一方のヴェルディは、16位に後退した。