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サッカー日本代表とは大違い!? W杯出場が危うい強豪国5選。優勝経験チーム国が出場を逃す可能性も?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 9か月後に迫ったFIFAワールドカップ北中米大会(W杯)の予選が各大陸で行われている。出場枠が「32」から「48」に拡大されたことで、通年の大会よりも多くの代表チームにW杯出場の可能性が高まった。一方で出場が危ぶまれているチームもある。今回は、W杯出場に黄信号が灯る強豪国を紹介する。(※成績は2025年9月15日現在)[3/5ページ]

ドイツ代表

ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ
【写真:Getty Images】

監督:ユリアン・ナーゲルスマン
最新FIFAランキング:9位
W杯予選成績:1勝0分1敗(3位)

 2014年に行われたFIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会王者のドイツ代表は、栄光の時代から約10年を経て過渡期に差し掛かっている。

 直近の数年間だけでもマヌエル・ノイアーやトニ・クロース、トーマス・ミュラー、イルカイ・ギュンドアンら功労者がピークを過ぎて代表引退を決めた。

 2018年のロシアW杯、2022年のカタールW杯はグループリーグで、ホスト国だった2024年のユーロ(欧州選手権)も優勝候補の一角ながら準々決勝で敗退と、近年は国際大会で結果を残すことができていない。

 その理由の一つがタレント不足だ。

 世代交代の真っ最中であり、若い選手が多いため仕方ない部分ではあるが、先述した功労者と比較をすると、現在の代表メンバーは実績も実力も見劣りする選手が多い。

 タレント不足を露呈したのが6月のUEFAネーションズリーグのパフォーマンスだ。

 準決勝のポルトガル代表戦、3位決定戦のフランス代表戦は内容こそ悲観するものではなかったが、最後の決定力と守備の局面では相手との個の力の差がハッキリと出ていた。

 この悪い流れは9月からスタートしたW杯予選でも続き、初戦のスロバキア代表戦は0-2の完敗。ジャマル・ムシアラ(バイエルン・ミュンヘン)やニコ・シュロッターベック(ドルトムント)らを怪我で欠いたのも事実だが、引き続きゴール前でのクオリティを欠いている。

 続く2試合目の北アイルランド代表戦には3-1で勝利したが、6試合でW杯出場が決まる中でグループ最大のライバルであるスロバキア代表に敗れたのは大きな誤算だ。

 次の大一番を迎えるのは2か月後の11月。幸か不幸か、予選の最終戦だ。それまでに少しでも勝ち点を上積みしたい。

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