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サッカー日本代表とは大違い!? W杯出場が危うい強豪国5選。優勝経験チーム国が出場を逃す可能性も?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 9か月後に迫ったFIFAワールドカップ北中米大会(W杯)の予選が各大陸で行われている。出場枠が「32」から「48」に拡大されたことで、通年の大会よりも多くの代表チームにW杯出場の可能性が高まった。一方で出場が危ぶまれているチームもある。今回は、W杯出場に黄信号が灯る強豪国を紹介する。(※成績は2025年9月15日現在)[4/5ページ]

トルコ代表

トルコ代表MFアルダ・ギュレル
【写真:Getty Images】

監督:ヴィンチェンツォ・モンテッラ
最新FIFAランキング:27位
W杯予選成績:1勝0分1敗(3位)

 トルコ代表は2002年のFIFAワールドカップ(W杯)日韓大会を最後に出場から遠ざかっているが、現状のメンバーだけを見れば欧州の強豪国にも見劣りしないクオリティがある。

 特に中盤から前は戦力が充実しており、主将のハカン・チャルハノール(インテル)を筆頭に、ユーロ2024(欧州選手権)でインパクトを残したケナン・ユルディズ(ユベントス)とアルダ・ギュレル(レアル・マドリード)の20歳コンビの成長も著しい。

 さらには今季のブンデスリーガで開幕3試合連続ゴールを決めているジャン・ウズン(フランクフルト)も台頭するなど、若手を中心にタレントが育っている。

 この若い力を軸に臨んだユーロ2024では、ダークホースと謳われたオーストリア代表に勝利してベスト8に進出。イタリア人指揮官ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の下で徐々に国際大会でも結果を残し始めている。

 しかし、今回のW杯予選では、最も厳しい「死の組」に入ってしまった。

 初戦は同じく成長著しいジョージア代表に3-2と辛くも勝利したが、2戦目は欧州王者のスペイン代表に0-6の大敗。

 もう一つの代表チームもブルガリアと油断できる相手ではなく、スペイン代表以外の2チーム相手に勝ち点を落とすことになればプレーオフ進出も危うくなる。

 勝利が必須というよりも、相手に勝ち点「3」を与えない試合を展開することが求められるだろう。

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