ヨーロッパ主要リーグで日本人サッカー選手が活躍するのは当たり前の時代となり、毎年のように移籍を果たしている。今夏も新たな選手が挑戦を決断した中で、最も高額な移籍金で移籍した選手は誰なのか。今回は、移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や成績は『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合はサイトの表示に準拠。
2位:中田英寿(なかた・ひでとし)
生年月日:1977年1月22日
移籍先:ASローマ(イタリア)→パルマ(イタリア)
移籍日:2001年7月5日
移籍金:2840万ユーロ(約45億4400万円)
中田英寿は、2001年夏に移籍金2840万ユーロ(約45億4400万円)でイタリアの名門ASローマからパルマに加入した。
中田は1998年夏にベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)からペルージャに移籍し、イタリアでのキャリアをスタートしている。
鮮烈なセリエAデビューを飾ると、2000年1月にはローマへ移籍し、リーグ優勝を経験。その活躍が評価され、当時としては破格の条件でパルマへのステップアップを果たした。
サッカー日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマは現在こそセリエAの下位クラブだが、当時はファビオ・カンナヴァーロ、ロベルト・センシーニ、マルコ・ディ・ヴァイオといった一流選手がいた強豪の一つだった。
そのチームで背番号10を託された中田だが、2001/02シーズンはリーグ戦1ゴールにとどまった。
同シーズンのコッパ・イタリア(イタリア杯)決勝でユヴェントス相手にゴールを決めて優勝に貢献したものの、全体としては期待されたほどの働きはできなかった。
翌2002/03シーズンはアドリアーノやアドリアン・ムトゥとともに豪華な前線を形成し、豪華3トップとして注目されたが、本職とは言えないウイング起用でリーグ戦4ゴール2アシストという結果だった。
2024年1月にボローニャに期限付き移籍したあと、中田は現役引退まで移籍金が発生する形での移籍をしなかった。
それでも、世界最高峰と称された時代のセリエAで背番号10を背負った事実は、今なお日本サッカー史における彼の特別な存在感を物語っている。
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