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フォーカス 3か月前

ガッカリ…。スタートダッシュに失敗した欧州の強豪クラブ5選。いきなりピンチなのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 欧州では2025/26シーズンが幕を開けてから約1カ月が経過した。まだまだ序盤戦ではあるものの、開幕から好調なクラブとそうでないクラブとの差が表れ始めており、なかには悪い意味で前評判を覆すクラブも存在する。今回は、スタートダッシュに失敗した欧州5クラブをピックアップして紹介する。[5/5ページ]

※データは『Transfermarkt』を参照。

レアル・ソシエダ(スペイン)

レアル・ソシエダ
【写真:Getty Images】

監督:セルヒオ・フランシスコ
25/26リーグ戦成績:4試合0勝2分2敗(17位)

“ラ・レアル”がもがき苦しんでいる。

 サッカー日本代表の久保建英が所属するレアル・ソシエダは、2025/26シーズンのラ・リーガで4試合を消化して未だ白星がなく、降格圏内付近の17位に低迷している。

 シーズン序盤戦にして、クラブ内外からは早くも不和を匂わせる不穏な空気が漂っている。

 久保の三度目となる開幕ゴールが飛び出したバレンシア戦(現地時間8月16日)は、両者譲らぬまま1-1でタイムアップ。ソシエダ目線で見ると、今後に希望が持てる勝ち点1だった。

 しかし、その後チームは3試合で1分2敗と白星に恵まれず。レアル・マドリードに敗れたのは致し方ないとしても、昇格組のレアル・オビエドに土をつけられたのは痛かった。

 物事がうまくいかない時には、ネガティブな情報の発出がつきものだ。

 今月12日、スペインメディア『エル・ナシオナル』はセルヒオ・フランシスコ監督の去就について報道している。

「チームが悪い状況下にあるのは明らかであり、敗北によってバスク人監督は議論の的になるだろう」と、2024/25シーズンまでBチームを指揮し、今季から初めてトップチームを率いる46歳指揮官の手腕に疑問を呈した。

 同メディアは、フランシスコ監督の後任候補としてエリック・テン・ハフ、シャビ・エルナンデス、ガルシア・ピミエンタの名前を挙げている。

 予想通りに彼らが後釜になるかどうかはさておき、このまま状況が好転しなければ、シーズン途中でのフランシスコ監督解任の可能性は十分にある。

 冬の移籍市場で大型補強に打って出るほどの資金がないことを踏まえると、クラブの代名詞でもある育成組織『スビエタ』を筆頭とする若い力の突き上げがなければ、ソシエダがダイナミズムを取り戻すのは難しいかもしれない。

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【了】
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