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J3 3か月前

このままでは厳しい…。J3、ゴール期待値ワーストランキング1~5位。得点の匂いがしないのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 暦は9月となり、明治安田J3リーグもいよいよ終盤戦に突入している。ここまでのスタッツから、それぞれのクラブの特徴や課題が見えてくるようになった。そこで今回は「ゴール期待値」にフォーカスしたワーストランキングを紹介する。※ゴール期待値等、各種データはJリーグ公式サイトを参照。情報は9月17日時点。[2/5ページ]

4位:AC長野パルセイロ


【写真:Getty Images】

2025リーグ戦成績:27試合 6勝8分13敗(18位)
2025リーグ戦総得点数:20点
ゴール期待値:28.5

 J3創設元年から戦い続けるAC長野パルセイロの得点力に、改善の兆しはあるのだろうか。

 かつてはJ2昇格プレーオフの常連だったが、近年は順位を落とし続け、昨季は18位で残留争いに巻き込まれた。

 そして再起を期した今季も状況は変わらず、第27節終了時点で勝ち点26の18位。直近6試合も2分4敗と、依然として苦境から抜け出せていない。

最大の課題は明らかに「得点力」だ。今季ここまでの総得点はリーグワーストの「20」にとどまる。

 ゴール期待値も「28.5」と低い水準にとどまっており、特に「得点」と「期待値」の乖離が大きい。つまり、決定機を作っても決め切れない場面が多すぎるのだ。

 攻撃面のデータにも厳しい現実が表れている。

 ボール支配率や平均パス数は平均的ながら、チャンスクリエイト数はリーグワースト3位。そして極めつけはシュート決定率だ。

 リーグ1位の奈良クラブが「13.3%」を記録しているのに対し、長野は「6.6%」と半分以下で、最下位に沈む。シュート数や枠内シュート数自体も少ない中で、この決定力の低さは致命的だ。

 このまま改善できなければ、順位の浮上はまず望めない。

 シーズン終盤戦、ゴール前での集中力を高め、わずかなチャンスを確実に仕留められるか。長野の未来は、その一点にかかっている。

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