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J3 3か月前

このままでは厳しい…。J3、ゴール期待値ワーストランキング1~5位。得点の匂いがしないのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 暦は9月となり、明治安田J3リーグもいよいよ終盤戦に突入している。ここまでのスタッツから、それぞれのクラブの特徴や課題が見えてくるようになった。そこで今回は「ゴール期待値」にフォーカスしたワーストランキングを紹介する。※ゴール期待値等、各種データはJリーグ公式サイトを参照。情報は9月17日時点。[3/5ページ]

3位:ギラヴァンツ北九州


【写真:Getty Images】

2025リーグ戦成績:27試合11勝4分12敗(9位)
2025リーグ戦総得点数:27得点
ゴール期待値:28.4

 ギラヴァンツ北九州がゴール期待値ワーストランキング3位に入った。

 今季の同クラブのゴール期待値は「28.4」。4位のAC長野パルセイロ(28.5)とほぼ差はないが、僅差でワースト3に数えられる形となった。

 興味深いのは、この低いゴール期待値にもかかわらず、チームが現在リーグ9位と比較的高い順位に位置している点だ。

 今回ランクインしたクラブの中では最も順位が高く、J2昇格プレーオフ圏内も十分視野に入っている。

 実際の得点数は「27」で、期待値とほぼ一致。大きな上振れは見られないが、それでも勝点を積み上げられている背景には「堅守」がある。

 増本浩平監督の下、今季の北九州は失点数「27」でリーグ4位の少なさを誇る。

 被ゴール期待値「35.3」に対して実際の失点数は下回っており、守備力の高さがチームの武器となっているのだ。

 もっとも、第17節の高知ユナイテッドSC戦から第26節のFC岐阜戦までは10試合連続で失点を喫し、2勝1分7敗と大きく失速した。

 しかし、第27節のザスパ群馬戦(1-0)では久々のクリーンシートを達成。ウノゼロ勝利で取り戻した自信を、終盤戦の巻き返しにつなげたい。

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