暦は9月となり、明治安田J3リーグもいよいよ終盤戦に突入している。ここまでのスタッツから、それぞれのクラブの特徴や課題が見えてくるようになった。そこで今回は「ゴール期待値」にフォーカスしたワーストランキングを紹介する。※ゴール期待値等、各種データはJリーグ公式サイトを参照。情報は9月17日時点。[4/5ページ]
2位:FC琉球
2025リーグ戦成績:27試合9勝7分11敗(13位)
2025リーグ戦総得点数:28得点
ゴール期待値:27.9
一時は最下位に沈んだFC琉球だが、後半戦で見事な巻き返しを見せている。
平川忠亮監督体制1年目となった今季は、開幕から苦しいスタートを切った。
第1節のザスパ群馬戦を1-1で終えると、第2節のFC大阪戦からリーグ戦4連敗。一気に順位を落とし、序盤戦は下位に低迷した。
その後は一時的に持ち直す場面もあったが、第11節からの3連敗、第15節からの2連敗など、不安定な戦いが続き、シーズン前半を16位で折り返した。
しかし、後半戦に入ってからはチームが変貌を遂げる。
リーグ戦9試合で4勝3分2敗と安定した成績を残し、現在は13位まで浮上。ボトムハーフ脱出も視野に入ってきた。
今回のゴール期待値ワーストランキングでは「27.9」で2位にランクイン。リーグ全体でも低い数字ではあるが、現状の琉球にはあまり当てはまらない数値かもしれない。
なぜなら、直近の9試合でチームは14ゴールを奪っているからだ。3バックの完成度が高まり、選手同士の連係も深まったことで、攻撃に厚みが生まれてきている。
この勢いを維持できれば、シーズン終盤にさらなる浮上も期待できる。
残り11試合で勝ち点をどこまで伸ばすのか。そして、低調だったゴール期待値が最終的にどの水準まで改善されるのかも注目だ。
