J1各クラブは、夏の移籍期間(ウインドー)を経て、チームの顔ぶれに変化があった。新戦力の加入で力強くなったチームもあれば、主力の放出で戦力ダウンとなったクラブもある。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出する各クラブの現在の総市場価値を7月1日時点ものと比較し、下落幅が大きいクラブをランキング形式で紹介する。[4/5ページ]
7位:柏レイソル
市場価値の下落額:47.5万ユーロ(約8075万円/2.7%ダウン)
市場価値の変動:1745万ユーロ(約29億6650万円)→1698万ユーロ(約28億8660万円)
柏レイソルは、夏の移籍期間でチームの総市場価値が1745万ユーロ(約29億6650万円)から1698万ユーロ(約28億8660万円)に下落した。
下落幅は2.7%で、このランキングの7位となった。
6月の特別期間に木下康介(市場価値55ユーロ=約9350万円)がサンフレッチェ広島に加入した。このランキングに関係する夏の移籍期間では、白井永地(市場価値60万ユーロ=約1億200万円)と島村拓弥(市場価値45万ユーロ=約7650万円)がアルビレックス新潟に加入している。
一方、補強では小見洋太(市場価値70万ユーロ=約1億1190万円)、馬場晴也(市場価値50万ユーロ=約8500万円)、瀬川祐輔(市場価値40万ユーロ=約6800万円)が6月の加入で、今回のランキングでは対象外。
7月以降の新戦力では、小西雄大(市場価値45万ユーロ=約7650万円)が加わった程度で、市場価値の上積みにはつながらなかった。
14年ぶりに優勝を狙える位置につける柏は、このランキングでは戦力ダウンをした印象を受けるが、6月1日時点と現在を比較すると、3.2%アップで、むしろ競争力を高めたともとれる。
タイトルレースに本気だからこそ、早めに動いたといえる。
放出した選手たちは、いずれもシーズン前半戦で出場機会が少なかった。戦力の低下は最小限にとどめており、シーズンの最後まで戦い抜く準備はできている。
