欧州主要リーグの夏のマーケットが閉まった。今シーズンも多くの選手が活躍の場を求めて新天地を目指したが、その中には巨額な移籍金でサッカー界の話題を集めた「ビッグディール」も。夏の移籍市場で今シーズン最も多くの資金を投じたクラブはどこだろうか。今回は移籍市場における各クラブの総支出額をランキング形式で紹介する。[5/5ページ](移籍金は『transfermarkt』を参照)
6位:ノッティンガム・フォレスト(イングランド)

【写真:Getty Images】
総支出額:2億3690万ユーロ(約402.7億円)
移籍金最高額:オマリ・ハッチンソン(4340万ユーロ/約73.8億円)
ノッティンガム・フォレストは2023/24シーズンに17位で辛うじて残留していたが、2024/25シーズンはプレミアリーグで大躍進を果たす。
残留争いとは無縁どころか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場争いを繰り広げて、最終的には7位でフィニッシュした。
FAカップ王者のクリスタル・パレスがUEFAの規則の関係でUEFAカンファレンスリーグへの降格処分を受けたことで、繰り上がりの形となったフォレストがUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得している。
今夏の移籍市場では30年ぶりの欧州カップ戦出場に向けて大型補強を行った。
クラブ史上最高額で獲得したオマリ・ハッチンソン(←イプスウィッチ・タウン)を筆頭に、ダン・エンドイェ(←ボローニャ)、ディラン・バクワ(←ストラスブール)、アルノー・カリムエンド(←スタッド・レンヌ)ら計13選手を戦力に加えた。
主力で放出したのはニューカッスル・ユナイテッドに移籍したアンソニー・エランガしかいなかったが、それでも選手層を厚くしたのは、怪我人が出てから一気に低迷した昨季のパフォーマンスを受けてのことだろう。
なお、フォレストは第3節終了後にヌーノ・エスピリート・サント監督を解任し、アンジェ・ポステコグルーを新監督に招聘している。
移籍市場終了後の監督交代は新加入選手に悪い意味での影響があることが多いが、彼らは一貫してフロントが主導になって動いているため、大きな問題はないと予想される。
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