欧州主要リーグの夏のマーケットが閉まった。今シーズンも多くの選手が活躍の場を求めて新天地を目指したが、その中には巨額な移籍金でサッカー界の話題を集めた「ビッグディール」も。夏の移籍市場で今シーズン最も多くの資金を投じたクラブはどこだろうか。今回は移籍市場における各クラブの総支出額をランキング形式で紹介する。[5/5ページ](移籍金は『transfermarkt』を参照)
1位:リヴァプール(イングランド)

【写真:Getty Images】
総支出額:4億8468万ユーロ(約823.9億円)
移籍金最高額:アレクサンデル・イサク(1億4500万ユーロ/約246.5億円)
今夏の移籍市場で主役となったのがリヴァプールだ。
昨シーズンの彼らはフェデリコ・キエーザとギオルギ・ママルダシュヴィリ(1年間バレンシアにローン移籍という形で残留)の2名の獲得に留まっており、ほぼ戦力的な上積みがない状況でもプレミアリーグを制していた。
今夏は2年分の補強を行うべく、総額4億8468万ユーロ(約823.9億円)で計8選手を獲得している。
一方でトレント・アレクサンダー=アーノルドやルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェスら計12選手を総額2億1950万ユーロ(約373億円)で放出しており、大規模な血の入れ替えを行った。
その中で大きな特徴として見られたのが、移籍市場の早い段階で大半の選手の獲得を決めていたこと。
フロリアン・ヴィルツ(←レヴァークーゼン)やウーゴ・エキティケ(←フランクフルト)、ミロシュ・ケルケズ(←ボーンマス)、ジェレミー・フリンポン(←レヴァークーゼン)は7月末に日本で行われたプレシーズンマッチにも出場しており、選手を大きく入れ替える中で早い段階からチームにフィットするための工夫を凝らしていた。
移籍市場の最終日にはニューカッスル・ユナイテッドからプレミアリーグ史上最高額となる1億4500万ユーロ(約246.5億円)でアレクサンデル・イサクを獲得することに成功している。
すでにフィットしているエキティケとどのように使い分けるのかにも注目が集まる。
【関連記事】
使いません!? 日本人選手を干した名監督6人
大失敗…。海外からあっという間に帰国した日本人選手5人
大炎上…。日本人に嫌われた外国人選手5人