明治安田Jリーグは終盤戦に差し掛かろうとしているが、タフな試合を戦ううちに選手たちの身体は悲鳴を上げている。中には、大けがを負い今季中の復帰が絶望的となってしまった選手もいる。今回は、今季の活躍が期待されていたにもかかわらず、大けがによってあえなく長期離脱となってしまった選手をピックアップして紹介する。※情報は25日時点
MF:遠野大弥(とおの・だいや)

【写真:Getty Images】
生年月日:1999年3月14日
所属クラブ:横浜F・マリノス
今季リーグ戦成績:21試合5ゴール1アシスト
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横浜F・マリノスに所属する苦労人・遠野大弥は、キャリア最大の困難に直面している。
藤枝明誠高校出身の遠野は、高校卒業後のプレー先にプロクラブや大学などではなく、日本フットボールリーグ(JFL)のHonda FCを選択。アマチュアとして、仕事とサッカーを両立させながらの活動となった。
Honda FCでは3年間の在籍でクラブのリーグ4連覇に貢献。さらに、3年目の2019年に行われた天皇杯では、5試合4ゴール1アシストの大活躍で、アマチュアクラブをベスト8まで押し上げる原動力となった。
この天皇杯での活躍が認められ、遠野は2020年に川崎フロンターレへの加入を果たす。この年はアビスパ福岡へレンタル移籍で加入し、リーグ戦41試合11ゴールをマーク。天皇杯でJクラブ相手に見せた活躍がまぐれではないことを証明し、2021年から川崎の一員として4年にわたり活躍した。
川崎では毎シーズンリーグ戦25試合以上に出場。様々なポジションをこなすことが出来るユーティリティープレーヤーとして重宝され続け、昨季は自己最多のリーグ戦35試合に出場した。
そんな中、遠野はシーズンオフにマリノスへの移籍を選択。ある程度の地位が与えられたクラブを離れ、Jリーグの名門で勝負する同選手からは、大きな覚悟を感じることが出来る。
マリノス自体は一時降格圏に沈んでしまうなど苦しい時期を送っていたが、遠野はリーグ戦全試合に出場して5ゴールを記録するなど、孤軍奮闘の活躍を見せていた。
しかし、第15節のFC東京戦で右アキレス腱断裂の大けがを負ってしまう。全治は6ヶ月見込みで、覚悟を持って臨んだ26歳のシーズンは痛々しく終わってしまうこととなった。
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