関西の名門・ガンバ大阪では、これまで数多くの選手がプレーしてきた。その中で、最も市場価値が高かった“スター”は誰なのか。今回は、ガンバ大阪在籍時の市場価値が高かった選手を5人紹介する。(金額やデータは「transfermarkt」参照)[1/5ページ]
坂本一彩(さかもと・いさ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2003年8月26日
クラブ在籍時の最高市場価値:250万ユーロ(約4億2500万円)
市場価値記録日:2025年6月30日
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今季からベルギーのウェステルローに完全移籍を果たした坂本一彩が、ランキング5位となった。
これまでの最高市場価値は、今年6月に記録した250万ユーロ(約4億2500万円)。ベルギーでの活躍を受け、大きく高めた形だ。
G大阪のアカデミーで育ってきた坂本は、2022年にトップチーム昇格を果たすと、同年のJ1第15節サンフレッチェ広島戦では公式戦初ゴールも記録した。
翌年はファジアーノ岡山へのレンタル移籍で武者修行に励み、リーグ戦24試合に出場。十分な試合経験を積み、2024年に古巣へ復帰することとなった。
再び青黒の一員となった坂本は、昨季見事にブレイクを果たす。
第8節サガン鳥栖戦からリーグ戦3試合連続ゴールをマークすると、様々な攻撃的ポジションでプレーし、主力としての役割を果たした。
そんな2024シーズンに記録した同37試合出場、10ゴールという数字はいずれもキャリアハイ。
この活躍が評価され、シーズン開始時に15万ユーロ(約2550万円)だった市場価値は70万ユーロ(約1億1900万円)まで急上昇している。
そんな坂本はシーズン終了後、すぐさまベルギーへと飛び立った。
レンタルでの途中加入となったウェステルローでは、プレーオフを含むリーグ戦19試合で6ゴール2アシストの好成績をマーク。上記の市場価値アップが示す通り、評価は急上昇している。
坂本は現在22歳と成長真っただ中の選手である。
今季ここまで2ゴールの個人成績がさらに伸びていけば、彼の成長曲線はより大きな弧を描くことになるだろう。