ASモナコは現地時間21日、リーグ・アン(フランス1部)第5節で、FCメスをホームに迎え、5-2で勝利した。この試合が、リーグ・アンのデビュー戦となったアンス・ファティが、いきなり2ゴールをマーク。度重なる怪我に苦しんできた逸材が、新天地で上々のスタートを切った。
アンス・ファティが新天地で上々のスタート
リオネル・メッシからバルセロナの背番号「10」を継承したファティ。しかし、ここ数シーズンは負傷に苦しみ、トップフォームを取り戻すことに苦労すると、徐々にチーム内での居場所を失うことに。そこで22歳は再起を誓い、今季からは買取オプション付きの1シーズンのレンタル移籍で、サッカー日本代表MF南野拓実がプレーするモナコに加入した。
すると、新天地デビュー戦となったUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のクラブ・ブルッヘ戦では、63分からピッチに入ると、後半アディショナルタイム1分に一矢報いるゴールを決めた。
いきなり結果を出したアタッカーは、今節のメス戦では後半開始から投入され、リーグ・アンデビューを飾ると、すぐさま起用に応えた。1-1で迎えた46分、右サイドを抜け出したラマイン・カマラからの折り返しを左足で流し込み、ネットを揺らした。
さらに背番号「31」は、2-2で迎えた83分にはヘディングでゴールを奪い、チームの貴重な決勝点をマーク。モナコの5-2の勝利に貢献した。
これでモナコ加入後、2試合で3得点を叩き出したファティ。完全復活への第一歩を踏み出したアタッカーは、シーズンを通して輝きを放つことができるのか、注目だ。
