オランダ・エールディビジ第6節、AZアルクマール対フェイエノールトの試合が現地時間21日に行われ、3-3の引き分けに終わった。オランダメディア『VP』は23日に、フェイエノールトに所属するサッカー日本代表FW上田綺世や渡辺剛に対して、AZのDFウーター・ゴーズが暴力的な行為を繰り返したことを批判している。
日本人選手が暴力被害
【写真:Getty Images】
AZとの試合に先発出場した上田と渡辺。17分、背後から上田に近づいたウーター・ゴーズは、ユニフォームの上から背中を抓った後に殴打した。上田は、背中を抑えピッチに倒れ込んでしまう。また、44分には、コーナーキックの場面で渡辺のマークにつくと、腕を抓ったことで主審の注意を受けた。渡辺もユニフォームをまくり、主審にアピールしていたが、この場面では口頭での注意に終わっている。
度重なる暴力行為と挑発に対してフェイエノールトの選手も我慢ならなかったのか、ハーフタイムには両チームの選手が入場口のトンネル内で揉み合いになる事態に発展した。同メディアは、「フェイエノールトの上田と渡辺を抓り、殴打したことで、大きな騒動を引き起こした」と前置きし、次のように伝えている。
「彼は常軌を逸した行動を取った。昨日の彼の振る舞いは、以前にもやったことがあるものだ。彼はただの患者であり、AZは何らかの対策を講じる必要がある」
また、『ESPN』の記者が、「彼はただの患者であり、AZは何らかの対策を講じる必要がある」と述べた上で、「今回の件で彼はキャリアを失うことになるだろう。彼は特に才能のある選手ではない。非常に残念なことだ。これはAZの評判を落とすことになるので、何らかの措置を取らなければならない」と、ウーター・ゴーズの犯した暴力行為に対して、クラブが罰を与える必要があると強調したことを伝えている。