明治安田J1リーグ第31節、京都サンガF.C.対FC町田ゼルビアが23日に行われ、1-1の引き分けに終わった。試合終盤の失点で勝利を逃した町田にとっては、反省材料が多く残る試合に。町田は優勝争いから一歩後退すると同時に、課題を突き付けられる格好となった。(取材・文:大島和人)
なかなか会見場に現れない黒田剛監督
Jリーグの監督記者会見は、試合が終わって約20分後にスタートする。アウェイ側が先、ホーム側が後という順番だ。しかし9月23日の京都サンガF.C.戦を1-1の引き分けで終えたFC町田ゼルビアの黒田剛監督は、本来の順番が「先」だったにもかかわらず、なかなか会見場に現れなかった。
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しばらくして京都の広報から「町田のミーティングが長引いている」との経過報告があり、ホーム京都の曺貴裁監督が先になった。黒田監督の会見は21時30分過ぎの開始で、通常よりも20分ほど遅いスタートだった。
ミーティングのやり取りが長かっただけでなく、かなり厳しい内容だったことは想像に難くない。チームにとっては勝ち点1という結果以上に試合運び、内容への不満が募る試合だった。
第30節を終えた時点で京都は勝ち点55の2位。対する町田は勝ち点51の5位だった。J1の上位争い、優勝争いを占う意味でも、大一番だった。
町田は16分にセットプレーから岡村大八が先制点を決めたが、特に後半は京都に「押し込まれる」展開だった。74分にラファエル・エリアスが狙ったPKはGK谷晃生がブロックしてしのいだが、91分に再びPKを与えて追いつかれた。殊勲の岡村が後半途中に負傷交代を強いられたことも含めて、「痛み」の大きい試合だった
試合後の黒田監督はチームの課題をいくつか挙げていた。一つはリードされた時間帯の試合運びだ。
