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J1 2か月前

FC町田ゼルビアに足りなかった賢さ。「それがジャブとして効いた」望月ヘンリー海輝の攻撃参加は「デメリットでもある」【コラム】

シリーズ:コラム text by 大島和人 photo by Getty Images

「京都が上回ったポイント」試合中に昌子源が言っていたこと

「(昌子)源くんが特に『蹴らないで』『足を振るな』と試合中もハーフタイムもずっと言っていました。ただ最後のこぼれ球に対して相手は頭で来て、こっちは足で行ってしまった。そういうところは京都の気持ちが上回ったポイントだったと思います」

 もちろん低いボールに「頭」で行く危険性もあるし、勇気がいる。ただ町田の選手は安易に足でクリアをしようとして、飛び込んできた相手の頭を蹴ってしまい、それがPKにもつながった。

 京都の選手は日頃からそういう意識を叩き込まれていて、90分過ぎの勝負どころでも自然に遂行できる。そこも勝負を分けたポイントだ。

 町田が京都に対して明確に劣ったポイントがもう一つある。それは「運動量」「前に出ていくアグレッシブさ」だ。

 曺監督は会見でこう述べていた。

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