FC町田ゼルビアは9月27日、明治安田J1リーグ第32節でファジアーノ岡山と対戦し、1-0で勝利した。試合終了間際のゴールで5試合ぶりの勝利をつかみ、優勝戦線へ望みをつなげた町田。ボランチでフル出場した下田北斗は決勝点の起点となるだけでなく、攻守において躍動した。
決勝点の起点となったFC町田ゼルビアの下田北斗
【写真:NN】
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
「(オ・)セフンもうまく折り返してくれましたし、(昌子)源があそこで最後詰めてくれて、執念っていうふうにホームで勝ち切れて良かったです」
下田は決勝ゴールを決めた昌子源の豪快ヘッドを振り返った。ロングボールを主体とする両者の戦い方に決着が訪れたのは95分。下田のコーナーキックからだった。
一度はクリアされたボールだったが、下田が右サイドから再びクロスボールを入れると、オ・セフンが頭で折り返し、昌子が走りこんできて頭で押し込んだ。
5試合ぶりの勝利に「きょうも簡単な試合ではなかったですけど、そこまで相手にチャンスを作らせなかったところは1つ良かったところ」と話した一方で、「連戦ですし、もっと僕とかね、早い時間に決めていればより楽な展開になったかもしれない」と反省点も口にした。
下田自身、前後半それぞれに決定的ともいえる惜しいシーンがあったが、きょうはゴールの枠を捉えることができなかった。それでもセカンドボールの取り合いでは体を張ってボールを奪うなど、局面で負けない強さもみせた。
きょうの劇的勝利で首位・鹿島アントラーズとの勝ち点差は9。大混戦の優勝争いになんとか食らいつく1勝となった。
「まだまだもっとやらなくちゃいけないことがたくさんあるし、本当にみんなで1つのチームっていう意味で、この前悔しい敗戦した中できょう勝てたのは1つ良かったと思う。この良い流れを継続できるように気を引き締めてやっていきたいです」と全員でつかんだ大きな1勝を今後につなげていくつもりだ。
(取材・文:竹中愛美)
【関連記事】
禁断の後出し!? J1リーグ順位予想1〜5位【2025シーズン】
あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング1〜5位【2025シーズン】
200人以上に聞いた! Jリーグ、チャントが最高なクラブランキング1〜5位
【了】