明治安田J2リーグの2025シーズンが終盤戦に突入している。今シーズンは2度の移籍期間もあり、シーズン中にどのチームも補強を行った。今回は、データサイト『transfermarkt』のJ2クラブの総市場価値をランキング形式で紹介する。※市場価値やスタッツなどのデータは9月28日時点。[3/5ページ]
3位:ジェフユナイテッド千葉

【写真:Getty Images】
クラブ市場価値:993万ユーロ(約16億8810万円)
最も市場価値の高い選手:カルリーニョス・ジュニオ(90万ユーロ/約1億5300万円)
ジェフユナイテッド千葉は、チーム総市場価値が993万ユーロ(約16億8810万円)でJ2全体の3位。2009年以来となるJ1復帰へ、充実した戦力を誇っている。
今年1月に小森飛絢を放出した千葉。代役として期待したデリキ(65万ユーロ=約1億1050万円)は負傷の影響もあり、ここまでリーグ戦5試合出場と期待に応えられていない。
また、田中和樹(70万ユーロ=約1億1900万円)も7月に左膝前十字靭帯損傷・左膝内側側副靭帯損傷・左膝外側半月板損傷の重傷を負って今季絶望となった。
それでも、シーズン途中にイサカ・ゼイン(50万ユーロ=約8500万円)と森海渡(25万ユーロ=約4250万円)が加入し、戦力ダウンを最小限に抑えている。
現在のチーム市場価値最高額は、2月に清水エスパルスから加入したカルリーニョス・ジュニオで90万ユーロ(約1億5300万円)。
加入時の市場価値は100万ユーロ(約1億7000万円)で下落傾向ではあるものの、ここまでリーグ戦7ゴールを記録しており、攻撃の軸として存在感を放つ。
同じく7ゴールを挙げている石川大地(55万ユーロ=約9350万円)は、2024シーズンにロアッソ熊本で10ゴールを挙げた実績が伊達ではないことを示している。
また、セレッソ大阪から加入した鳥海晃司(市場価値75万ユーロ=約1億2750万円)や、徳島ヴォルティスから移籍してきたホセ・スアレス(市場価値45万ユーロ=約7650万円)といった新戦力も抜群の存在感を放っている。
開幕スタートダッシュに成功した千葉は、現在3位。首位・水戸ホーリーホックとの勝ち点差はわずか「2」だ。
主力の流出や負傷離脱を乗り越え、完成度を高めてきたチームは、悲願のJ1復帰を視界に捉えている。