サッカー界にトラブルは絶えず、素行の悪さが目立つ選手がいる。その中でも、逮捕などの一線を越えるような問題を起こしたのは誰なのか。今回は、素行不良が原因で悪名高い問題児5人を紹介する。[2/5ページ]
FW:クインシー・プロメス(元オランダ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年1月4日
現所属:現役引退
主な在籍クラブ:スパルタク・モスクワ、セビージなど
オランダ代表として通算50試合の出場を誇るクインシー・プロメスは、キャリアを通して150ゴール以上を決めた実績のある選手だ。
しかし、彼は刑務所の中にいる。
2014年夏に加入したスパルタク・モスクワでリーグ得点王に輝くなどブレイクしたプロメスは、2018年夏にセビージャへ移籍。
ラ・リーガでは結果を残せなかったが、ユース時代を過ごしたアヤックスや2021年冬に復帰を果たしたスパルタク・モスクワで多くの得点を重ねた。
10代や20代前半ではほとんど問題を起こさなかったプロメスだったが、2020年12月にいとこを口論の末に刺傷したとして逮捕される。
2023年6月には有罪判決が下され、18ヶ月の禁固刑が言い渡された。
これは序の口に過ぎず、2024年2月には1361kgのコカインを密輸した容疑で起訴され、9年の禁固刑を求刑されていた。
イギリス『BBC』によると、当時のプロメスはスパルタク・モスクワに所属しており、オランダとロシアが犯罪人引き渡し条約を結んでいないことから母国に送還されなかった。
しかし、2024年2月末にドバイにて交通事故で逮捕されると、オランダ検察が身柄の引き渡しを要請した。
2025年6月に正式にオランダへ送還されることが決定し、同国の裁判所はプロメスが有罪判決に控訴している期間は刑務所に留まるよう判決を下しているそうだ。