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J2 2か月前

「自分が先頭で…」ジェフユナイテッド千葉、呉屋大翔は誰よりも勝利を求めていた。「チームへの思いが力に出る」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

呉屋大翔の「率直な気持ち」とは

「まずはチームのために守備からを。千葉に来てからはずっとやっているので、そこが自分のコンディションとマッチしてできていることが大きいと思っています」

 1-1で前半を折り返し、後半に入っても呉屋を中心にボールを追い相手ゴールに向かうも、67分、一瞬の隙からFW神代慶人に得点を許し、再び熊本がリードを奪われた。

 それでも千葉は下を向くことなく戦い続ける。

 MFイサカ・ゼインは「前から行くことは絶対にやっていこうと(呉屋)大翔くんと話していたし、それを引っかけてショートカウンターは狙っていました。大翔くんや自分のスイッチでチームに勢いをもたらすこと、ボールを奪い切ることを目指していた」と言う。

 すると70分、左サイドでDF日高大がインターセプトし、エドゥアルドに渡すと、右サイドから中央に走り込んできたイサカにラストパス。素早く反転しながら右足を振り抜きゴールネットを揺らした。

「外にいたら、中々シュートも打てないと思ったので、中に入ることは用意していた部分です。良いタイミングでのターンからイメージ通りに打てました」(イサカ)

 次の1点に向けて戦いはヒートアップ。両チームはチャンスを作ったが得点は生まれず、タイムアップを迎えるホイッスルが鳴り響いた。

 途中交代となりベンチからチームメイトを鼓舞した呉屋は「チャンスを作れたのは良かったのですが、完全に自分たちのゲームだったので勝ち切りたかったのが率直な気持ちです」と心情を語った。

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