「完全に先に触られるなと…」
「『完全に先に触られるな』と思った。ダイレクトでシュートを打たれるボールだったんで、相手がキックフェイントしてくれたのは僕的には有難かったんですけど、少し慌てて足を引っかけてしまった。頭の切り替えというか、奪われたら奪われたで何をすべきかというのはもう少しやれたのかなと感じます。
あの時は(僕ら守備陣の)距離感も危ない雰囲気があった。チームのつながり含めて、いろんなミスが重なって失点すると思う。そこは突き詰めていかないといけない」と杉岡は大いに反省していた。
それでも柏は垣田裕暉が瞬く間に同点弾を奪い、ゲームを振り出しに戻す。そして39分にはその杉岡が見せ場を作る。自陣から得意のドリブルで持ち上がり、右サイドに展開。ジエゴが豪快な2点目をゲットしたのだ。
これで杉岡としてはPK献上のミスを取り返したと思ったのではないか。
だが、試合はそのまますんなりとは進まず、前半終了間際に川崎のロングカウンターを食らい、伊藤達哉に2−2にされてしまったのだ。