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Jリーグ 2か月前

「それができるかできないか…」杉岡大暉が4戦連続ドローで痛感した差。柏レイソルの停滞打破へ「自分の存在意義を」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by NN

そういう詰めの甘さが…

「2−1になった時のゲーム運び含めて、2失点目のカウンターが1つのキーポイントだったのかなとは思います」と杉岡はリスク管理の部分を悔やんだが、これは小泉佳穂も口を揃えていたこと。

「どんな状況でも追加点を取りに行く」というのがロドリゲス監督のフィロソフィーなのは周知の事実だが、前半残り時間わずかの右コーナーキックで、中川敦瑛が小屋松に出した横パスをマルシーニョにさらわれるというのは、絶対にやってはいけないミス。

 そういう詰めの甘さが今の柏の課題なのだろう。

 こうなると川崎は俄然、迫力を増す。2−2で迎えた後半は川崎が主導権を握り、先に脇坂泰斗が3点目をゲット。柏は66分に中川が3点目を奪って追いついたが、それでも守備が落ち着かず、今度はロマニッチに4点目を奪われてしまった。

 このまま敗戦かと思われた90分、杉岡と代わった三丸拡がスーパーミドルをお見舞いし、4−4となったところでタイムアップの笛。両者の壮絶な打ち合いは勝ち点1を分け合う結果となった。

 結局、柏は4戦連続ドローで、勝ち点57の4位。首位・鹿島との差は7に広がった。

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