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「良いプレシーズンを過ごした」 ファン・ペルシ監督が語る上田綺世の好調の要因とは?「ピッチ外でも皆とうまくやっている」

text by 編集部 photo by Getty Images

 フェイエノールトを率いるロビン・ファン・ペルシ監督が、サッカー日本代表FW上田綺世を絶賛した。オランダメディア『FR12』が、現地時間28日に報じている。上田は、エールディヴィジ第7節のFCフローニンゲン戦で決勝点をマーク。今季早くも6ゴール目を奪い、得点ランキング単独トップに躍り出た。

ファン・ペルシ監督が上田綺世について言及

フェイエノールトFW上田綺世
【写真:Getty Images】

 直近24日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)のブラガ戦(0-1の敗戦)では、休養が与えられた上田。今節の敵地でのフローニンゲン戦では、渡辺剛と共にスタメンに名を連ねた。

 開幕から好調を維持するストライカーは、50分にゴールネットを揺らす。ジョーダン・ボスの左サイドからのクロスをニアサイドに飛び込んだ上田が、頭で叩き込み、チームに先制点をもたらした。このゴールが決勝点となり、フェイエノールトが1-0で、フローニンゲンを下した。

 試合後、ファン・ペルシ監督は開幕7試合で6ゴールを記録している上田について、プレシーズンからの取り組みが、今の成績に繋がっていると説明した。

「綺世にはいくつかの要因があるんだ。まず第一に、彼はとても良いプレシーズンを過ごした。それはどんな選手にとっても結果を出すための土台になる。最初の時期はハイプレスを重点的に取り組んでいて、その中で本当に多くの距離を走らなければならなかった。それが彼を非常にフィットさせて、ベースとなるコンディションを一気に高めてくれたんだ」

 さらに、現役時代には、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドでゴールを量産した42歳の指揮官は「その後はボール保持時のプレーと組み合わせていった。いつ、どうやってパスを受けられるポジションを取るかだね。まだボールを収める部分は、もっと良くできると思う。そこはチームにとって非常に大事なポイントだ」と言及し、「そして贈り物のように渡辺が加わった。根本的に、彼らは感情豊かな人物で、渡辺がそこにとても良い影響を与えてくれていると思う」と指摘した。

 さらに「上田はいつも笑顔で、明るく、ピッチ外でも皆とうまくやっている」と続け、「それがすべての面に表れている。綺世のことは以前から知っているが、今は本当に絶頂期のパフォーマンスを見せている。毎週、フィットしていて幸せそうな上田が、自分の強みを発揮しているんだ。ボスのクロスも素晴らしかったし、そこは我々も練習している部分だ。あのヘディングは本当に見事なゴールだったよ」と絶賛した。

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【了】

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