オランダのサッカーには、4-3-3のシステムに代表されるような攻撃サッカーのDNAが受け継がれている。そして各年代に、華麗な攻撃をゴールで彩ることを宿命づけられた優秀なエースたちがいた。ワールドカップの舞台でも輝きを放ち、それぞれの時代で世界のトップクラスを走ってきたオランダ代表のエースストライカーたちの系譜を振り返る。
「ビッグ6」の一角であるアーセナルは、プレミアリーグを代表する人気クラブの一つだ。その中でも、ここ日本では世界的に見ても頭一つ突き出た人気を誇っている。その理由はどこにあるのか? 今回はサポーター歴の異なる4人のファンにそれぞれのきっかけをうかがいつつ、アーセナルの魅力を全3回で探った。今回は第1回。(取材・文:内藤秀明)
監督交代に踏み切っても不振から抜け出し切れない。アーセナルは確実にチーム状態が上向いていることを示しながら、勝利に見放されている。その中でも希望はある。現地18日に行われたプレミアリーグ第23節のシェフィールド・ユナイテッド戦で輝いた18歳のFWガブリエル・マルティネッリは、アーセナルで未来の旗手になりうる特大の才能を開花させ始めた。(文:舩木渉)