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サッカーチームを強くするにあたって“補強”は欠かせない。プレミアリーグを代表する強豪であるアーセナルも毎シーズンのように選手を獲得して強化を図っている。今回は、21世紀以降でアーセナルが獲得した選手で“大成功”となった例をベストイレブン形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

GK：アーロン・ラムズデール

【写真：Getty Images】

生年月日：1998年5月14日
在籍期間：21年夏～
移籍金：2800万ユーロ（約39.2億円）
クラブ通算成績：78試合87失点

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　GKのベスト補強には現アーセナル守護神アーロン・ラムズデールを選出した。

　過去にもアーセナルにはイェンス・レーマンやヴォイチェフ・シュチェスニー、ペトル・チェフ、ベルント・レノら優れたGKが在籍していた。特にレーマンは加入初年度に無敗優勝を成し遂げるなど、タイトル獲得に大きく貢献した選手だが、大一番でのミスも多く、安定感を欠くことが多かった。

　ラムズデールは彼らのように優れたシュートストップ能力に加えて、優れたキックを持っている。フィードは精度、距離ともに抜群で、GKを含めたビルドアップを行うミケル・アルテタ監督のサッカーにもフィットしている。

　しかし、ボーンマス、シェフィールド・ユナイテッドで2シーズン続けて降格の憂き目を味わっていたことや高額な移籍金もあり、加入直後は獲得に反対の意見も多かった。それでも実力でポジションを掴み取り、今季は優勝争いを繰り広げたプレミアリーグで全試合に出場した。現在25歳と将来性も抜群で、来季以降もアーセナルのゴールを守り続けるだろう。