現在、明治安田J1リーグで首位を走る鹿島アントラーズは、横浜F・マリノスと並んでJ2降格を経験したことが無い名門中の名門である。しかし、そんな鹿島にも、できれば顔を見たくない“天敵”が存在する。今回は、鹿島戦で最も得点を奪った選手をランキング形式で紹介する。※ゴール数で並んだ場合はアシスト数を加算する
2位:大久保嘉人(おおくぼ・よしと)

【写真:Getty Images】
生年月日:1982年6月9日
対鹿島戦通算成績:33試合15ゴール3アシスト
国見高校でインターハイ、国体、全国高校サッカー選手権の3冠を達成した大久保嘉人は、一躍次世代スター候補の1人となった。
注目の逸材となった大久保は、プロキャリアの出発地にセレッソ大阪を選択した。
初年度にリーグ戦20試合に出場すると、翌2002シーズンはJ2の舞台でリーグ戦18ゴールを記録し、チームのエースストライカーとして台頭した。
大久保の対鹿島初得点は、2003年の天皇杯準決勝だった。
この試合で大久保は延長Vゴールを含む2得点を挙げ、チームを決勝進出に導く獅子奮迅の活躍を見せている。
2007年に加入したヴィッセル神戸では、鹿島相手にさらに勝負強さが光る。
2007から2009シーズンまでの3年間で、大久保は鹿島と4度対戦しているが、その全ての試合でゴールを記録している。
この活躍もあり、この4戦は1勝2分1敗と、当時中団に埋もれていた神戸が“常勝”鹿島に善戦する大きな要因となった。
2013年にチームの一員となった川崎フロンターレでは、2013年、2014年と2年連続で鹿島戦2ゴールを記録。
大久保はこの2年でJリーグ得点王を受賞しており、当時の好調ぶりが鹿島相手にも披露された形となっている。