1993年に開幕したJリーグは今年で33年目を迎えた。3度のリーグ優勝を経験し、アジア王者に輝いたこともあるジュビロ磐田では、これまでに多くのレジェンドたちが活躍してきた。今回は、数々の名選手から伝説の英雄と呼ぶにふさわしい5人を厳選して紹介する。[4/5ページ]
DF・MF:服部年宏(元日本代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1973年9月23日
リーグ通算成績:350試合19得点
主な獲得タイトル:J1(1997, 99, 2002)、リーグカップ(1998)、天皇杯(2003)
ジュビロ磐田の守備を支えた縁の下の力持ちが、服部年宏だ。1994年の加入から2006年まで、コンスタントに活躍を続けた。
静岡県清水市出身の服部は、大学2年時、練習生としてジュビロの門を叩くと、そのままプロ契約を勝ち取り、プロとしてのキャリアを始めた。
ハデさはないものの、守備的なポジションであればGK以外どこでも対処する器用さがあり、どのタイミングでも重宝された。
名波浩がヴェネツィアに移籍した時期は、ボランチとしても活躍している。
2013年に現役を引退した後は、ジュビロで強化部長やコーチを担当。2021年にはヘッドコーチを務め、鈴木政一監督が体調不良で入院した際には監督代行としてジュビロを率いた。
今季からは、U-15の監督に就任。磐田の将来を担う選手たちの育成に専念している。