日本サッカー協会(JFA)は1日、都内でレフェリーブリーフィングを行い、扇谷健司JFA審判委員会委員長、佐藤隆治JFA審判マネジャーJリーグ担当統括が登壇した。これはメディア向けに毎月行われているもので、今回もJリーグで起きた事象の解説がなされた。
JFAが見解を表明
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ブリーフィングで佐藤氏は7つのシーンを取り上げた。その1つとして9月13日にメルカリスタジアムで行われた明治安田J1リーグ第29節、鹿島アントラーズ対湘南ベルマーレのシーンが使われた。
9分の鹿島のコーナーキックの際に、鹿島FW鈴木優磨がファーサイドのピッチの外からゴール裏を周りニアサイドでショートパスを受けた。これについて佐藤氏は「アウトオブプレー中に後ろを回っていくことはダメ」と解説した。
佐藤氏は「これはダメですと、審判チームは言うべきだった」と述べる。反スポーツ行為の対象となり、相手の間接フリーキックという判定が適当だという見解を述べた。
また、この試合では67分の湘南のコーナーキックの際に、湘南FW鈴木章斗が同じようにピッチ外で待っていたところ、レフェリーに注意される一幕もあった。結果的に不公平な判定となってしまったが、実際には湘南FW鈴木に対する対処が正しい。鹿島FW優磨のプレーについてはレフェリーが把握していなかったとのことで、佐藤氏は「我々は直すべきことはある」と述べた。
(取材・文:加藤健一)
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