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Jリーグ 2か月前

「ギラギラ感が火をつける」宮大樹は静かに、着実に準備を進める。北海道コンサドーレ札幌新体制で描く青写真【コラム】

シリーズ:コラム text by 黒川広人 photo by Getty Images

「きっぱりとするところはしないと、より良くなっていかないな」

「街はすごく過ごしやすいですし、ご飯もおいしいし、とても良い街だなって思っています。札幌に所属していた(浅野)雄也(名古屋)からオススメの住む場所やおいしいご飯などの話も聞きましたし、前寛之(FC町田ゼルビア)からも連絡が来て、『困ったことがあったらなんでも言って』と言ってくれてありがたかったです。サッカー面ではミシャ(前々任のミハイロ・ペトロヴィッチ監督の愛称)の影響が色濃いチームだなと。でも前の監督は前の監督。きっぱりとするところはしないと、より良くなっていかないなという風にも思いましたね」

 そんな宮が痛手を負ったのが8月9日のV・ファーレン長崎戦。アディショナルタイムに宮が対峙していたマテウス ジェズスのドリブル突破を許す形で屈した。

「長崎戦はなかなかボールを持てなかったですし、ずっと押し込まれる展開が続いていました。あそこで勝ち点1でも拾って帰ってこれれば、また違った展開になったんじゃないかなと思ってます。あの決勝点は、引っ張られたんで僕はファールだと思ったんですけどね…でも取ってもらえなかった。そこはもう終わったことなんで次にフォーカスしています」

 柴田慎吾監督新体制が始動したブラウブリッツ秋田戦から負傷欠場が続く宮は、まだ新監督の下でプレーできていない。「チームが生まれ変わるタイミングで離脱し、申し訳ない気持ちともどかしい気持ちがあった」と吐露するが、柴田監督の志向するスペースアタッキングにおいて自身の強みを活かせると自信を示す。

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